WIN95のコントロールパネルの中にもある「MS Mail ポストオフィス」というのが、メールサーバーとなりました。これはNTワークステーションにもあります。メールサーバーとなるソフトウェアはたくさんあるそうですが、このポストオフィスは付属ソフトですから、格安です。メールサーバーを考えるとき、「ドメイン」という概念と「ワークグループ」という概念があります。NTサーバーを導入すると、「ドメイン」という概念を持つネットワークが構築できるのですが、これはインターネットと同じ「TCP/IP」というプロトコルを使い、複数のワークグループやインターネットにも直接接続できるネットワークになるそうですが、これは私には手に余ると言うことで、「ワークグループ」のネットワークに限定することにしました。このネットワークではWIN95のネットワークと同じ「NetBEUI」というプロトコルを使い、ホストとなるパソコンにワークグループポストオフィス(ひとつのフォルダです)を作成します。このポストオフィスにグループに参加している人の名簿を作り上げると、完成です。後はそれぞれのパソコンの「受信トレイ」から自分のメールBOXにアクセスできるようになり、メールの送受信ができます。
まあ、パソコン通信のホストの中のメールBOXを事務所内の1台のパソコン内に持たせると言うことなのです。このメールBOXには管理者が接続するメンバーを登録さえすればいいわけですから、事務所内のケーブルを通じても、電話モデムを通じても同じです。同じ「ワークグループ」に参加さえしておけば可能となります。我が家の家庭内LANにおいて早速実験を試みましたが、試行錯誤の上やっと完成しました。しかし、これを日常的に使おうとすれば、ホストとなるパソコンは24時間稼働と言うことになってしまうため、お蔵入りとなってしまいました。WIN95というのは、凄いシステムなんですね(でも、WIN95をそこまで使っているユーザーというのは何割いるのでしょうかね)。今、これをNTワークステーションの上に再構築しようと試みているところです。完成したら、その事務所に導入することになっています。
ちょっと「パソコン通」のような顔をしているととんでもない相談に巻き込まれることになりました。自分なりに勉強ができたとはいえ、口は災いのモトと言うことは本当です。みなさんもお気をつけて。